格付会社
今日は、久々に日経平均が9000円台に回復しました。まだまだ予断を許しません。特に麻生総理の消費税増税のニュースがどういった影響を与えるのかは、明日になってみないと分かりません。
巷のニュースでは特別減税、消費税の増税、解散・総選挙の見送りの話でもちきりでしたが、11月15日の首脳会談で格付け会社の規制の在り方を議論することも明らかになりました。
格付け会社は今般のサブプライム問題のA級戦犯としてとりあげられているのですが、正直、日本発の証券化商品自体が少ない現状において、日本においてどれほど格付け会社を規制する必要があるのかは簡単には判断できません。
日本において、格付けは専ら社債について利用されているものであり、社債における信用性の指標として格付けは一定の評価を得ているものと思われます。
もっとも、国際的な協調行動が要求されている今、日本だけがなにもしないというのは現実的でないのも事実です。
一方で、格付け会社には表現の自由に関わる問題もあり、どのような規制がなされるのか、その規制によりどれほど投資家に有益な効果があるのか、格付けの指標としての意義を失わせることはないのか等を考慮せずに、他国に追従するだけでは意味はありません。
格付け会社の問題点を改善し、今回の金融混乱のもとは業界全体であることを認識しつつ、日本の投資家構造の問題、金融手法の過剰なモデル化の問題、過度のグローバル化の問題等、関係者にとって反省点となるものを今後の糧にすることが重要であると思います。
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格付会社の研究―日本の5社の特徴とその比較 著者:黒沢 義孝 |
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